心なし研削盤(センタレスグラインダ)と内面研削盤(インターナルグラインダ)の研削の仕組みを学べる装置や、機械の成り立ちをブロック組み立てで体験できる展示をしています。
ブース壁面のパネルでは、機械が完成するまでにはどのような人が、どういった仕事をしているのか、また、弊社の機械で研削された部品が身の周りの丸いものと比べて、どれほど丸いかを説明しています。
見て、触って、動かすことで、ものづくりの魅力、面白さ、楽しさを知っていただく機会になれば、と願います。
主に自動車、エアコン、モーターなどに用いる筒やリング形状の部品について外側を研削加工する「心なし研削盤(センタレスグラインダ)」、および内側を研削加工する「内面研削盤(インターナルグラインダ)」、あるいはそれらを組み合わせた「内外径同時研削盤」などを製造しています。
研削加工では、部品の丸さ(円)を精密に仕上げるために、ちょうどリンゴの皮をむくようにして、ナイフの代わりに円筒状の砥石を用い極めて高い精度で加工します。硬い金属やセラミック製の部品でも高速回転する砥石により自在に削ることができます。
加工精度の高い精密部品を使うと自動車や各種機械の振動発生が少なく、出力や効率の向上、長寿命、省エネルギーが実現されます。
社名となっている「ミクロン」はマイクロメートルという単位を表わしており、その値は千分の1ミリメートルです。加工部品の丸さ(円)の精度を真円度と言いますが、現在、当社加工例では、0.1マイクロメートルのレベルに達しています。
これからも各種工業製品の性能向上や省エネルギー、環境保全に配慮した先進の精密加工技術を通じて社会を支えるため「限りなき円を求めて」精進したいと思います。