自動車一台は約30,000点もの部品から作られています。その車が廃車されたとき多くの部品は再利用されますが、エアバッグはほぼすべてが使用されず、また、シートベルトも後部座席は使用されないまま廃棄処分されていました。そこで弊社では、再利用が難しいこの部品(エアバッグ・シートベルト)に着目し、洗浄、染色等の加工を施しシートベルトバッグ等を完成させました。本来特に強度が求められるこれら素材の加工は困難性が伴いましたが、趣旨に賛同いただきました県内協力企業のたゆまぬ企業努力があり商品化に至りました。今後も独自のデザイン性等を模索し、多様に活用できる商品となるよう開発を進めてまいります。山形県リサイクル認定製品にも選定されたバッグをどうぞご覧ください。
弊社リサイクルセンターは「自動車の販売から使用済み自動車の適正処理まで業界で責任を持つ」という社会的責任の推進(CSR)理念に基づき、自販連山形県支部に加盟する県内メーカー系ディーラー18社が出資し2005年(平成17年)に設立した会社です。全世界規模で温暖化防止、廃プラスチック問題への取り組み等、環境保全が叫ばれるようになって久しい昨今、弊社は設立当初より、自動車リサイクルにまつわる活動、それに付随した環境事業による循環型社会づくりを目指して環境問題に取り組んでまいりました。また、地域活性化の重要性を認識し、地域の教育機関・地場産業等と連携した製品の研究開発を行い事業を展開してまいりました。今後も会社理念に基づいた事業展開で社会貢献を推進し、地域に根ざした循環型社会づくりの重要性をここ山形から全国に発信してまいります。