産業科学館だより

山形県産業科学館 公式ブログ

「極低温と超伝導の世界」ってなんだろう? ふしぎな世界を体験!


縮小ピコリン こんにちは、ピコリンです。

 

 11月18日(日)は、「極低温と超伝導の世界」をテーマに、低温学会・

超電導学会による市民公開講座がおこなわれました。リニアモーターカーにも

応用されている超電導の技術は、未来を切り開く科学の技術として、おおきな

期待をになっています。

 極低温ってなんだろう? 超伝導ってなんだろう? こんな疑問にこたえよ

うというイベントです。ふだん、身近な生活では体験できないような、ふしぎ

な極低温の世界を体験してもらおうと、開催されました。

 

 

 マイナス200℃以下の環境下では、物質や材料はどうなるの? そんな極低

温下では、モノの性質がまったく違ってしまう、ということをいろいろな実験

で体験できました。

 コースターの軌道を超スピードでまわる「超電導コースター」、ふわふわと

宙に浮くカケラなど、ふしぎな実験がたくさん。モノを液体窒素で冷やす

と? じっさいに、瞬時に変化するようすを実験で確かめてみましたよ ♪

 

 

 1階アトリウムでは、池田博先生による「超電導と低温の世界のお話」があ

りました。さまざまな実験や、南極での体験をまじえたおもしろいお話で、低

温ふしぎ現象を、わかりやすく紹介してくれました。

 未知の世界がとても身近に感じられて、楽しく学ぶことができました!

 

 

 


親子でからくり大発見 2018 by 産技短 大盛況!


縮小ゆめりん こんにちは、ゆめりんです。

 

 11月17日(土)は、山形県立産業技術短期大学校による「親子でからく

り大発見 2018 by 産技短」が、霞城セントラル1階アトリウムと、産業科学

館を会場におこなわれました。

 

 

 朝は久しぶりの雨模様でしたが、お昼前からは好天気にめぐまれ、午後4時

終了まで、親子連れでにぎわいました。山形県立産業技術短期大学校6学科に

よる体験教室11ブースと、多彩な教室が開かれました。この日参加した親子

は、子どもが190名、親や家族のみなさんが165名、計355名でした。

 親子一緒になって、いくつものモノづくりを楽しむことができたようです♪

 

 

 「オリジナルのしおりづくり」「カラーコンクリート製の文鎮づくり」で

は、素材をいかして、カラフルでかわいい文房具にできあがりました。そし

て、「紙コップスピーカー・おどるロボット・マスコットチェア」のそれぞれ

の工作教室では、時間をかけて、ひとつのカタチに作りあげてみました。どれ

も、小さなモノづくり体験になりましたね ♪

 

 

 土木、電気の分野では、ミニ建設機械を操作してモノをつかみ動かしたり、

紙コップからすてきな風力発電装置をつくって、ライトを光らせてみました。

暗号のことや、脳波のテーマもありました。こんなことも、実際に実験をやっ

てみてわかるようになったようです ♪

 

 ロボットのしくみでは、仲間といっしょにロボットを操縦、真剣になって学

んでいました。小学校で習うことになるプログラミングは関心も高く、

Scratchをやってみて、親子でおもしろい初体験になったようです。けっこ

う、むずかしそうなことをやさしく教えてもらい、楽しみながら、産業技術の

「からくり=しくみ」を発見できましたよ ♪

 

 

 


 

◆ 今日までの入館者数

 

 ● 延べ総入館者数 5,676,704名 (平成13年1月1日~)

 ● 今年度入館者数   148,645名 (平成30年4月1日~)

 ● 今日の入館者数     1,768名 (平成30年11月17日)

 


3Dプリンターをつくろう 3つの中学校から12名が挑戦!


縮小チェリリン こんにちは、チェリリンです。

 

 11月11日(日)、4階発明工房では、山形やまがたメイカーズネットワ

ーク(YMN)による、中学生を対象にした「3Dプリンタ教室」が開催されま

した。この事業は、山形の未来を拓く21世紀型能力を育む推進事業による教室

開催です。

 

 

 造ろうとする作品は、高温で材料(フィラメント)をとかして 、積み重ねて

いきながらつくります。 材料には、植物由来の プラスチック(PLA樹脂)を

使います。3Dプリンタは、いろんな 分野に使われている未来の技術ですよ♪

 

 

 きょうは、3Dプリンターの基礎と概要を学び、実際に自分たちで、3Dプ

リンタを組み立ててみよう! という教室です。これに、山形市内3つの中学

校が参加。地元の中学1・2年生、12名が挑戦しました。

 

 

 主要な三つの装置類となるのが、一つは骨組みとなるアルミフレーム。二つ

目が、樹脂をのみこみ、とかして押しだすノズル部分のエクストルーダー。三

つ目が、パソコンからのデータをエクストルーダーに指示するコントロールユ

ニットです。これらを組み立てる作業をおこないました。

 

 

 そして、基準となるゼロ点を調整して完成です。実際に出力して、ルーシー

キャットをつくってみました。むずかしそうな3Dプリンターですが、参加し

た中学校のチームワークもよく、見事なできあがり。出力もバッチリです! 

 こんどは、それぞれの学校に持ち帰って、さまざまな作品やモノをつくって

みましょう♪

 

 

 やまがたメイカーズネットワーク(YMN)による、やまがたの未来をつくろ

うという、「教育用3Dプリンタ-導入プロジェクト」。これまで学校などへ

寄贈した台数は、これで、ちょうど100台となりました!

 おめでとうございます♪

 


SCITAセンターの実験教室 スライム実験 & 偏光板万華鏡をつくろう!


縮小ピコリン こんにちは、ピコリンです。

 

 秋晴れが続いている11月4日の日曜日、山形大学SCITAセンターの恒例と

なった「スライムの風」がありました。もうひとつ開いた教室が、「偏光板万

華鏡をつくろう !」です。

 

 

 今回の実験教室では、スライム実験に92名、偏光板万華鏡には33名の子

どもたちがチャレンジしました。山形大学SCITAセンターのスタッフとして、

山形大学の学生が13名、センターのスライムマイスターなど7名、合わせて

20名のみなさんが、子どもたちに手ほどきし、原理からやさしく教えてくれ

ました ♪

 

 

 スライムでは、”のび~るスライム” と ”スライム風船 ”をテーマに、子ども

たちはじっくりと取り組み、伸びたり、膨らんだり、手の感触とカタチの変化

を楽しんでいましたよ♪ そして、紙コップでつくった自分の万華鏡。とって

も綺麗でふしぎな世界を、そ~っとのぞきこんでいましたよ♪

 

 

 


第2回やまがた高校生ロボコン ”私たちは若きエンジニア!” in ビッグウィング 


縮小ゆめりん こんにちは、ゆめりんです。

 

 「やまがた高校生ロボットコンテスト」が、10月27日(土)にビッグウィン

グで開催されました。「やまがた環境展2018」のイベントのひとつとして、県

内工業科を有する9つの高校の生徒たちが、自作の「ごみ拾いロボット」を開

発。ロボットのプレゼンテーションや競技で優劣をきそい合いました。

 

 

 山形新聞主催、山形日産グループ特別協賛によるこのコンテストは、今年第

2回目となり、第1回よりさらにグレードアップしたコンテストになりました

よ♪ 

 

 

 ごみ拾いロボットは、ワイパー用モーターなど、自動車リサイクルパーツを

どこかに使用するのが条件です。ロボットは、空き缶・ペットボトル・紙パッ

クをそれぞれ指定のごみ箱に、仕分けして入れます。制限時間は3分。いかに

多く入れるかを目ざします。この競技点と、審査員によるロボットのプレゼン

テーション・パフォーマンス性・チャレンジ性・技術性との得点合計で、きそ

われました。

 

 

 ロボコンでは、大会スタッフとして、山形市立第四中学校 科学部3名の生

徒、それに、県立霞城学園高等学校の1名が、手伝ってくれましたよ。ありが

とうございました。

 

 結果は、優勝が寒河江工業高等学校チーム、準優勝が新庄神室産業高等学

校、第3位が山形明正高等学校と山形工業高等学校となりました。それぞれ入

賞されたチームのみなさん、おめでとうございます!

 

 

 

 第1回のロボコンの反省点を改善して、より完成度が格段に向上したロボッ

トが登場しました。機構、動作、スピード、デザインなど、観客をおおいに楽

しませくれました。結果は、わずかの差で順位を分けました。スマホのタブレ

ツトや自作のコントローラーをつかって、無線操作するロボットも登場。

 次回にむけて大きな期待を膨らませるロボコンとなりました♪

 

 

 9高等学校のロボット展示ブースには、学校紹介のパネルや、製作したロボ

ットが展示されました。テレビカメラの取材もあり、こちらの熱気もスゴかっ

たですよ♪

 第2回ロボコンの様子は、山形放送テレビで、11月23日(金)勤労感謝の

日、10:25~11:20に放映されます。

 見逃さないよう、ぜひご覧くださいね♪

 

 

 2日目は「ロボットを操縦してみよう!」です。ロボットの体験コーナーで

は、高校生たちの手ほどきにより、子どもたちが個性あふれるロボットたちと

楽しんでいました。ドキドキして緊張しながら、とても楽しそうでした。未来

のエンジニアとなるチビッ子たち。世界に1台しかないロボットと、きょうは

思い出に残る貴重な体験ができました♪

 選手、監督、保護者のみなさん、2日間お疲れさまでした。