産業科学館3階が、山形県の工業を紹介するフロアです。そこの企業ブース街
に、ミクロン精密(株)があります。4月はじめにリニューアル展示が仮オー
プンして5か月。このたび、一部の整備がおわり、全展示がそろいました。
ミクロン精密(株)は、山形市蔵王と上山市にあり、世界を舞台に活躍中の精
密機械メーカーです。ブース内の展示では、映像やパネルはもちろん、実際に
手を動かしたり、積み木のように組み合わせて、楽しんで理解できるように、
とても工夫されています。それでは、具体的にご紹介してみましょう ♪
動かそう 「センタレスグラインダ模型」
ミクロン精密(株)の主力製品である “センタレスグラインダ” 。この精密機
械をつかって、どのようにして丸くけずることができるのでしょう?
この仕組みが体験的にわかるように、ハンドルを回して動かす模型にしていま
す。さらに、上部のモニターに映る動画を見て、センタレスグラインダが、部
材を自動で丸くする様子を観察してみましょう。
組み立てよう 「センタレス模型」
ここでは、“センタレスグラインダ” を、積み木のように6つのピースで組み
立てて、全体の形を見ることができます。上部のモニターに、組み立てる順番
が3Dの映像で流れています。それを見て、順序よくやってみましょう ♪
内側をけずる 「インターナルグラインダ」
“ センタレスグラインダ ”では、物の外側をけずりましたが、内面研削盤イン
ターナルでは、物の内側をけずります。実際に模型のハンドルを回転して、け
ずりかたを想像してみましょう。基台の中のピストンを観察すると、おもしろ
い動きをしてるよ ♪
身のまわりの丸いものは、ほんとに丸いの ?
私たちの身のまわりにある丸いものには、どんなものがあるか、想像してみま
しょう。丸くすると、どんな良いことがあるか、かんがえてみようね。
機械はこのように造られているんだ!!
ミクロン精密の機械は、どのような人たちによって、どのように造られている
でしょうか。パネルを見ると、いろんな役割と仕事をもった人たちが、協力し
て造り上げているのが、よくわかるよ ♪
今回のリニューアルにあたっては、自社の若手フタッフがアイディアを練りな
がら、オリジナルの展示方法を考案されました。展示のほとんどのものを自社
で製作しています。組み立てる模型のパーツは、3Dプリンターでつくってい
るんですよ。企業のものづくり魂に満ちたブースですね ♪ 3階のミクロン精
密(株)のブース、ぜひご覧ください !
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● ミクロン精密株式会社 展示ブース リニューアル!(3:37)