平成29年度「山形県サイエンスフォーラム」が、12月16日(土)ビッ
グウィングを会場に開催されました。山形県教育委員会、高校理数科設置3
校、山形大学、高文連科学専門部の主 催によるフォーラムで、ポスター発表と
慶應義塾大学先端生命科学研究所 堀 川大樹氏による講演がありました。
会場には県内の小中学校・高校から、発表者が292名、参観の児童・生徒
を含めると460名が参加しました。それに一般参観者が100名、さらに来
賓、審査員を合わせると600名近くが一堂に集合。年に一回のビッグフォー
ラムになりましたよ。
ポスター発表は、126の発表チームが4部門に分かれて、1回12分(発
表7分、質疑応答3分、審査・準備2分)という持ち時間でした。それぞれポ
スターの前で研究成果を熱心に発表するとともに、他の研究発表を聞いて回っ
ていました。立場を入れ代わりながら、相互に大きな刺激を受けて、すばらし
い学びの場になっていました。
研究テーマは、身近な現象に不思議を感じたり、災害に課題意識を抱いた
り、生命の神秘に近づいてみようとしたりと、興味津々の内容ばかりでした。
講評にもあったとおり、さらに自主性と課題解決力を身に付けて、これからの
時代をたくましく生きてほしいと思いました。
また、今回は6名の高校の先生が、「やまがたサイエンスコーチ育成プロジ
ェクト」による3か年の研究成果を発表されました。これからの児童・生徒の
活動が楽しみですね。
審査の結果、『最優秀賞』は次の二校でした。
・米沢興譲館高校
「節分化の段階に応じた細胞外マトリックスの生体外での再構築」
・山形西高校
「オカダンゴムシ( Armadillidium vulgare)の走光性について」
おめでとうございます♪
『山形大学理学部長賞』は次の一校でした。おめでとうございます!
・山形南高校
「被災文化財の復興 ~カビ発生時における除去作業の再考~」
米沢興譲館高校は、来年の「高文連科学専門部 平成30年度全国大会」に
出場となりました。山形県を代表しての健闘をお祈りしております。