夏の星座をさがしてみよう♪
もうすぐ夏休みがやってきます。
ことしの夏は、星座さがしでコロナを吹き飛ばしちゃいましょう。
空がどれだけ深いか考えてみよう!
「星はてんじょうにかいてあるように見えるが、実際には、黒い海のなかを動
いているほこりのつぶのようなものと言ったほうが近い。白い雲のように見え
るものも、じつは、たくさんの星が空の遠くへと広がっているんだ。」
(ランドール・マンロー)
大小さまざまな金や銀に輝く星、それに何千億とある白い点、もやもやは、
太陽と同じ自分から光を発する恒星(こうせい)がほとんどです。
この中の明るくて、目立つ恒星を線でつないだものが星座。
星座さがしのだいご味は、いろんな姿や形を想像してみることですね。
「夏の大三角」のうち、七夕(たなばた)伝説では、こと座のベガが織姫、
わし座のアルタイルが彦星です。3つのうち一番明るいのがベガ。
宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』の舞台となったのが、夏の天の川ですね。
夏は、天の川が一年中で一番明るくて、美しく見える季節。
天の川は、最上部のはくちょう座(十字形をしているので北十字)から、
ベガとアルタイルの間を通り抜け、いて座・さそり座に流れおちていきます。
銀河鉄道は、この天の川に沿って、はくちょう座(北十字)やさそりの火
(さそり座のアンタレス)などを眺めながら南に向かって走ります。
「夏の大三角」を目印に、北極星、りゅう座、へび座、いて座、さそり座をさ
がしてみよう。真南の空低くには、さそり座のアンタレスが、真っ赤に輝き明
るく目立ってますよ。
この夏のお盆、流星ぐんを観察しよう!
国立天文台のお知らせでは、2021年のペルセウス座流星ぐんの活動は、8月13
日4時頃に極大(活動がもっとも活発になること)となり、たいへん多くの流
星を見ることができるそうです。
チャンスは、8月12日の夜半から13日の明け方!
ペルセウス座流星ぐんを観察するには、絶好の時間帯になります。